>>トップへ


15 Minutes Made TOUR公演に関するお知らせ



 東日本大地震の犠牲になられた方々のご冥福をお祈りすると共に、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。

 震災当時、関東でも多数の公演が行われており、地震を劇場の中で経験したというお客様も多いことでしょう。閉鎖された中に多数の人間が居合わせる状況で大きな地震が起こるというのは大変な不安を伴うばかりか、情報の断絶、交通機関の麻痺の影響等、多大な困難を負う結果となったことは想像に難くありません。
 公演中の劇団側においては、途中で上演を中止するばかりか、その後の日程についても公演自体を中止するという判断を下した団体が多くありました。これらは一重に公演を観に来て下さるお客様の安全性、心情を慮った結果であり、ひとつの勇気ある決断です。こうした判断に踏み切った演劇制作者、劇団関係者の皆様のお気持ちもまた、察するに余ります。
 また一方で、震災後も残りの日程について変更する事なく、お客様をお迎えしようという決断を下した団体もあります。興行面から見ても非常に厳しい公演となるばかりか、公演にお越し下さるお客様の安全上の責任を負う覚悟も必要な中での決断に敬意を覚えます。

 私たちMrs. fictionsは、4月上旬に東京・大阪の二都市にて上演を予定している演劇イベント「15 Minutes Made Tour」について、こうした先日来の状況を考慮したうえで、どのように対応を行うべきかを検討してまいりました。
 そして、依然として予断を許さない状況下ではありますが、
物理的な条件が許すうちは「15 Minutes Made Tour」を予定通り上演する
という事に決定致しました。

   「こんな時に演劇なんか」というご意見は確かにあります。そして私たち芸術やエンターテイメントに関わる人間の、こうした声に対する反応はさまざまです。上記に挙げたように、震災当時まさに公演中、公演直前だった劇団の対応も一様ではありません。しかし私たちは、上に挙げたような劇団の対応はどちらも正しいものであったと考えています。
 演劇はお客様あってのものです。楽しみにして下さるお客様の為に万難を排して公演を行うも演劇なら、お客様の身を案じて公演を中止するのも演劇です。もしも演劇が、人がより良い生を過ごすための手段の一つなら、「こんな時にも演劇はあって良い」のではないでしょうか。

 これから公演までの二週間、決して事態を楽観せず、お客様にとってより良く安全な公演を行えるよう努力して参ります。
 皆様、どうか日々を健康にお過ごし下さい。劇場でお会いできる日を楽しみにお待ちしております。


15 Minutes Made Tour総合演出  生駒英徳



Copy right うんにゃらかんにゃら.....